microsolor’s blog

狭小住宅に補助金無しの2kWhの太陽電池を乗せた時のブログです

号外 その窓のプチプチ貼り方間違ってます! 剥がれなし!簡単きれいにプチプチを貼る方法

お題「披露する機会がないけど語りたい薀蓄(うんちく)教えてください。」

はじめに
こうも電気代が高騰し、寒さが厳しくなると省エネや、来月の電気代について思い悩む日々がつづいているのでは無いでしょうか。今回は昨年から実践した簡単三重窓断熱の仕方のお話です。まずは貼り方を説明して、後で解説をしようと思います。


窓のプチプチの正しい貼り方
1. プチプチの購入

窓の貼るタイプのプチプチがホームセンターで売っていると思いますが、断熱効果が高い三層タイプの幅1200mmのプチプチをロールで購入します。3LDKなら1ロールでは少し足りないかもしれません。

お試しなら家にある普通の(二層の)プチプチでも大丈夫ですが、二層タイプではあまり結露は防げません。

2.プチプチを切る
まずプチプチを窓枠よりも10cm大きなサイズに切り取ります。窓ではなく窓枠よりも大きく切るのがこの設置方法のポイントです。

3.プチプチは貼る
プチプチを突っ張り棒で縦に突っ張って窓枠に止めます。プチプチを窓から浮かして設置するのがポイントです。貼るというか、設置するの方が近いかもしれません。

突っ張り棒は縦に使いますが、何かを吊るすわけではなく強度を必要としないので耐荷重は関係ありません。普通の窓なら1200mmタイプを二本、掃き出し窓なら1900mmタイプを3本使ってプチプチを突っ張ります。

〜以上〜

ポイント
1. アルミサッシも断熱

プチプチを使って、窓枠を含めて完全に窓を覆ってしまいます。真冬にはアルミサッシもキンキンに冷えてしまいますが、この方法であればサッシからの冷気も断熱できます。
2. 簡単設置
それまではガラス面に水で貼ったりしましたが、結露して良く剥がれてしまっていました。その後はテープ止めましたが、弱いテープだと剥がれて来るし、強いテープだと剥がすときのりが残ったり、プチプチが破れたりしましたが、突っ張り棒で突っ張るだけなら設置も撤去も簡単で、プチプチの複数年の再利用も可能です。(たぶん10年くらい)
3.四隅はきれいに美しく
突っ張り棒なら四隅をきれいに折れば空気の出入りを少なくできます。また、外から見たときに、プチプチがよれたり窓にピッタリはられているとプチプチ貼っている感が目立ちますが、きれいにピンと貼れていると、プチプチ貼っている感が少なくなります。
4. 簡易三層構造
窓ガラスで一層、窓ガラスとプチプチの空間で一層、プチプチで一層、つまり三層樹脂サッシと同じ三層断熱構造になっています。
なお単相プチプチを窓に貼り付けてしまう従来の方法だと窓の部分だけ1.5層程度の効果しかありません。
5.じつは窓ではなくサッシや窓枠
アルミサッシの場合は、窓ガラスよりもサッシや窓枠からの熱の入出力が問題だったんです。真冬に窓枠を触ってみて下さい。とても冷たいはずです。この方法でキレイに設置できたら、少しプチプチの隙間を開けて見て下さい。キレイに貼れていれば冷気が吹き出して来るのを感じるはずです。
6.出窓もOK。開け締めも簡単
この方法なら出窓やルーバー窓等のプチプチが貼りにくい窓にも対応できます。また、開け締めが必要なときも突っ張り棒を片方外すだけです。

効果の計測
エアコンを22℃に設定して赤外線温度計で計測したところ、外気温は氷点下で窓枠もほぼ外気温になっていました。赤の51は0℃以下です。

当然窓枠は結露でびっしりです。

窓は5℃くらいです。

プチプチを貼ると18℃から19℃になりました。

カーテンを閉めると20℃です。

だいたい窓ガラス一枚で10℃くらいの断熱効果があるらしいので、3重サッシほどではないですが、2.5重サッシくらいの性能になるようです。
温度差が10℃を超えると結露するそうで、この方法で窓ガラスは結露しなくなりましたが、サッシの部分は空気層が1層分しかないので、外気温がマイナスになり、プチプチの隙間が空いていると、アルミサッシの部分はわずかに結露することがあります。

おわりに
リフォーム時に後付タイプの内窓を勧められましたが、全部を施工するとそれなりの金額になり、内窓だと開け締めが面倒だし、二重タイプの内窓だとさらに金額もかさんでしまいます。それに夏に見た目が悪くなるし、窓枠部分に植物等も置けなくなります。
長年窓ガラスだけにプチプチを貼って真冬の寒さを凌いでいましたが、この方法で別格の暖かさです。ぜひお試し下さい。あと防音効果が高くなり外の音がすごく小さくなるので、そこは注意です。
(実用新案でもとろうかな〜)

おしまい