はじめに
オール電化住宅の窓をプチプチでしっかり覆ってもまだ寒い、我が家の真冬のあったか省エネ対策を紹介します。
ズバリ
オール電化住宅で冬の暖房で最強に省エネになるのは、エアコンとホットカーペットの併用です。省エネや暖かくなると言う家電製品は、サーキュレータやファンヒーター、コタツなど沢山あり、これまで色々試しましたが、エアコンのみより省エネになる家電製品の組み合わせは、エアコンとホットカーペットの組み合わせのみです。
悪循環を断ち切る
うちは床生活をしているので、冬は床がとても冷たくなり外気温が５℃なら床は１０℃くらいになります。そこで冬場はエアコンで暖房するのですが、温かい空気と冷たい空気は簡単には混ざりません。そのため、部屋の上部は熱いのに床は寒いままとなってしまっていました。エアコンだけの時に計測すると天井は３５℃、腰あたりで２５℃、床が１５℃とかなりの温度勾配がありました。
ソファー生活であれば、ソファーの高さ分床からの冷気はシャットアウトできますが、うちは床生活をしているのでとても寒い思いをしてきました。
寒いのでエアコンの設定温度をどんどん上げて行くのですが、温度勾配がますますついて、頭はボーっとしているのに、足は冷たいままになってしまいます。
原理
ホットカーペットの熱は上に向かって行こうとするので、下から上への気流が生まれます。その結果部屋の中の温度勾配が少なく無くなり、エアコンの温かい空気がより遠くまで届き、とても良く効くようになるのです。
ホットカーペットを部屋を温めるために使うのではなく、空気を効率よく攪拌するために使うのです。
おすすめ
ホットカーペットのおすすめは、パナソニック一択です。
おすすめ その１：省エネ機能付き
まずは省エネ機能が付いています。商品説明では
”省エネモード：エアコン併用時など温度センサーが自動で表面温度を調整”
とあります。これは室温センサーで温度を一定に保つように動作します。温度設定を３（中）にして、省エネ設定をしておけば、周りの空気の温度をモニタして自動で調整してくれるので、一度温度設定が決まってしまえば、自分でレバーを調整する必要は無く楽ちんです。
おすすめ その２：オフタイマーが８時間
パナソニック以外のホットカーペットは、自動オフタイマーが６時間ですが、パナソニックは８時間です。そう午後１０時に入れると、朝まで暖かです。つまり気持ちよくカーペットの上で寝落ちしてしまっても、寒さで深夜に起きることがありません。そして６時過ぎにオフになってちょど良い時間に、寒さで目が覚めるわけです。つまり隠れ機能として”強制目覚まし機能付き”なんですね。
快適我が家の冬の省エネルーティーン
パナソニックのホットカーペットを使った場合の省エネになるルーティーンです。
- 夜家に帰ったら最初にホットカーペットの電源を入れます。
- 切換ボタンを押して、全面省エネモードに設定します。
- しばらくホットカーペットの上で暖を取り、冷めた体を温めます。ホットカーペットなら熱源が近いので直ぐに暖かくなるでしょう。適温になったら”カッチ”と音がします。
- ”カッチ”となったら、２２℃に設定したエアコンを起動します。
- エアコンの風向きをホットカーペットに向くように設定します。
注意：エアコンの直下に棚や物がある場合は、無理に風向きを真下にすると逆効果です。できるだけ風がホットカーペットに届く向きにすることがポイントです。
消費電力の実測
ホットカーペットとエアコンを同時につけると結構な消費電力になります。１．９kW～２.１ｋWになりました。
ホットカーペットだけの電源を先に入れると、一瞬消費電力は増えて１．０ｋＷ程度になりますが、ホットカーペットは直ぐに温まるので消費電力は徐々に落ちてきます。
少し待ってからエアコンをつけるのは部屋の温度勾配が少なくなるのを待っているためです。温度勾配が少ないと空気が良く回るし、エアコンの設定温度が低いので、エアコンも直ぐに省エネモードになります。
ホットカーペットもエアコンの温かい風を受けると省エネモードに移行しているようです。なのでエアコンとホットカーペットの両方使っていても最終的には消費電力が０.６～０.８ｋWhくらいまで下がって来ます。
つづきに
こうすることで寒い冬でも短い時間で部屋中を暖かくすることができます。１か月でどのくらい省エネになったかは次回にレポートします。
つづく
購入品情報
二畳用と三畳用がありますが、リビングに敷くのは３畳用です。
温度計測
温度計があると効果が見えます。これなんか良さそうです。
