今週のお題「雨の日の過ごし方」
本来なら5月は一番天気の良い季節なのに、この天気では発電量が上がりません。
やっと
念願かなって太陽光パネルを狭小住宅の屋根に取り付けて、4月から発電を開始したのに、5月がこの天気では発電量があがりません。太陽光発電システムにとって、5月は一番天気の良い季節なのに残念です。
きょうも雨なので太陽光発電システムの発電量がどうやって推定されているのかを調べてみました。
推定年間発電量
太陽光発電システムを購入する前に、業者に見積もりをお願いすると、年間推定発電量を出してくれます。
これは長州産業の例です。
あくまでも目安とは言え、毎月の発電量と年間推定発電量をこの予想と比べながら、一喜一憂している訳なんです。
日射データベース
太陽光発電業者が使用する日射量は、気象庁が調べたNEDOの以下のページのデータを利用しています。
WEB版とダウンロード版があり、ダウンロード版はここから入れます。
ダウンロード版はデータもダウンロードでき、操作マニュアルも置いてあります。
このデータベースは日射量以外にもいろいろなデータが揃っているので、自分専用気象データベースとか作れるかもしれません。
チラ見
対岸の東京都調布市が地点登録されていて、それによると最適傾斜角は37度なんだそうです。
季節によっても最適傾斜角は変わってきて、冬至は角度を上げて、夏至は角度を下げた方が良いようです。このグラフからは夏至の6月が一番発電できそうですがそこは梅雨なので、5月か8月が最高発電量を記録するのでした。
パネルを真北に向けてみました。4~8月は意外と発電できるようです。
平均で南面設置の半分程度、1月や12月は1/4以下の発電量になりそうです。でも意外と発電できるんですね。
計算方法
太陽光発電システムの発電量の計算方法は、日本工業規格あらため日本産業規格で
JIS C 8907:2005「太陽光発電システムの発電電力量推定方法」
として規格されています。
印刷や保存することはできませんが、ユーザー登録をすると閲覧する事ができます。
チラ見
太陽光パネルの発電量から各種損失を抜いていって、実際の発電量を求める式が書かれています。結構細かい式です。
太陽光発電システムの設置方法も規定されています。屋根置設置でなんでパネルをピッタリくっつけないのかと思っていたら、下にある程度風を通して、パネルの温度上昇を抑えているんですね。この資料から太陽光パネルは真夏に70℃近くになることが分かります。その分屋根は冷たくなるので、太陽光発電システムを乗せると真夏の室内の温度上昇が抑えられるかもしれません。(そういえば少し涼しくなったような・・・)
あと、パワコンはパワーコンディショナーの略なんですね。パワーコントローラーかと思っていました。
おわりに
この二つの資料を使えば、自分専用の発電予測ができそうです。
気になる人はダウンロードして確認してみてください。
おしまい